警備員に将来性はある？大手・中小警備会社の長所と短所＆警備員を目指す際の注意点
警備業界への就職・転職を検討している方の中には、警備業界の将来性に不安を感じている方もいるかもしれません。
「せっかく頑張って警備業界への就職・転職を果たしても、将来性がなく、そこで得られるものがなかったら……」などと考えてしまうと二の足を踏んでしまうものです。
そこで今回は、警備業界の将来性について解説するとともに、大手警備会社と中小警備会社の長所・短所、警備員を目指す際の注意点などをご紹介します。ぜひ、ご参考にしてください。
警備員になる前に警備業界の将来性を知ろう
結論から言うと、警備業界の将来性は高いと推察できます。
その理由は、下記のとおりです。
警備業界の将来性は高い
警察庁が発表した「令和5年における警備業の概況」によると、警備業法により認定された警備業者の数は2019年（令和元年末）時点で9,908、2023年（令和5年末）時点では10,674に増えています。
また警備業者の数が増えるのに比例し、警備員の数も57万727人から58万4,868人とここ数年間で1万4,000人ほど増えています。
| 警備業者の数 | 警備員の数 | |
| 2019年（令和元年末） | 9,908 | 57万727人 |
| 2020年（令和2年末） | 10,113 | 58万8,364人 |
| 2021年（令和3年末） | 10,359 | 58万9,938人 |
| 2022年（令和4年末） | 10,524 | 58万2,114人 |
| 2023年（令和5年末） | 10,674 | 58万4,864人 |
参照：警察庁「令和5年における警備業の概況」
数字から見ても分かるように、警備の需要はここ数年で高まりを見せています。コロナ禍によって外出自粛が求められていた時期であっても、ホームセキュリティの重要性が認識されるようになったことにより、警備の需要が減ることはありませんでした。
また、アフターコロナによりオフラインイベントの開催が増えたことも、警備の需要の高まりを後押しする要因です。なぜなら、施設・イベントの規模を問わず警備員（雑踏警備有資格者）を配置することが義務づけられているためです。こうした社会的ニーズの増加から警備業界の将来性は高いといえるのです。
加えて、警備業界は慢性的な人手不足です。人材を補うために異業種からの転職も快く受け入れており、さらに定年後に再就職先を探す人材の受け皿としての機能も有しています。
同資料によると、2023年（令和5年末）の警備員の年齢構成は70歳以上の20.1％が最も多く、次に50歳〜59歳の19.8％、40歳〜49歳の14.2％と続きます。
| 30歳未満 | 30〜39歳 | 40〜49歳 | 50〜59歳 | 60〜64歳 | 65〜69歳 | 70歳以上 | |
| 警備員数（人） | 59,725 | 54,496 | 83,036 | 116,052 | 74,825 | 79,323 | 117,411 |
| 構成比（%） | 10.2% | 9.3% | 14.2% | 19.8% | 12.8% | 13.6% | 20.1% |
参照：警察庁「令和5年における警備業の概況」
警備業界には若い人材が少ないことが分かりますが、逆にいえば警備業界は幅広い世代の方が活躍できる場でもあるということです。
もちろん、若い人材の獲得は課題といえますが、警備業界の仕事は多岐に渡り、高齢の方でも従事できるものも少なくありません。加えて、人材不足ゆえに経験や資格がない方でも採用される可能性が高いというのも魅力です。
こうした警備業界の間口の広さが、新しいキャリアを築けるチャンスと将来性の高さを現しているといえます。
なお、近年では大手の警備会社による警備サービスの海外展開も広がっています。こうした事業規模の拡大により警備の需要はますます高まり、それに比例するように人材確保が求められることになるため、警備業界の将来性は高いと推察できるのです。
施設警備と交通誘導・雑踏警備の需要が高い
施設をオープンしたり、オフラインイベントを開催したりする際は、規模の大小に関係なく警備員（雑踏警備有資格者）を配置することが義務づけられています。そのため、施設警備と交通誘導・雑踏警備の需要は今後増えていくことが予想されます。
警備業界へ就職・転職する際は警備業の種類にも目を向け、自分に合った仕事かどうかを検討することをおすすめします。
施設警備（1号警備）
施設警備は、オフィスビルや商業施設、マンションなどの施設での警備業務を指します。入退室管理や受付を担当する他、出入口での警戒・監視により不審者または不審物の侵入を防いだり、施設内の巡回や火災を予防するため機器の制御を行ったりします。
交通誘導・雑踏警備（2号警備）
交通誘導・雑踏警備は、工事現場やイベント会場などで人や車両の誘導を行います。関係車両のチェックにはじまり、駐車場への誘導や、会場周辺で歩行者を誘導するのも業務の一環です。
輸送警備（3号警備）
輸送警備は現金や貴金属、美術品、骨董品などの貴重品を運搬する業務です。運搬車を運転したり、ATMに現金を補填したり、売上金の回収をしたりと、危険が伴う業務でもあります。
専門的な知識・経験はもちろん、もしも盗難や強盗に遭った場合には迅速な動きも求められるため、体力に加えて精神力の強さも求められます。
身辺警備（4号警備）
身辺警備はいわゆるボディーガードであり、警備対象の命や財産を守るのが仕事です。
政治家や著名人、芸能人などの有名な方が警備対象であることが多いですが、近年はストーカー被害や性的被害、児童の連れ去りによる被害が増加しているため、一般市民や子どもが警備対象となるケースもあります。
輸送警備と同様に危険を伴う業務のため、専門的な知識や経験はもちろん、個人の資質やスキルの高さも求められます。
警備のMTでは、施設警備と交通誘導・雑踏警備に従事してくれる人材を募集しております。教育体制が整っているため未経験者でも安心！資格取得サポートもありスキルアップできる環境なので、警備業界に興味がある方はぜひ下記より警備のMTまでご連絡ください。
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警備会社はどこを選ぶ？大手警備会社と中小警備会社の長所・短所
働く警備会社を選ぶ際、大手警備会社と中小警備会社のどちらが良いのか迷ってしまう方もいるかもしれません。給与だけでみるなら大手警備会社が有利ですが、それぞれに長所と短所があるため、きちんと比較した上で決めることが大切です。
大手警備会社
大手警備会社の長所と短所は、下記のとおりです。
長所
大手警備会社の長所には、福利厚生が充実していることが挙げられます。例えば寮を完備していたり、家賃手当が出たり、資格取得支援が受けられたりと内容はさまざまです。
また、大手ゆえに取り扱っている警備業務が幅広いというのも長所といえます。自分に合った警備業務を見つけやすいため、長く働くきっかけにもなるでしょう。
さらに、大手警備会社はAI技術や高度なセキュリティシステムなど、最新の技術を導入しているケースが多いといえます。常に警備の最前線で新しいものに触れたいという方には、魅力的に映るのではないでしょうか。
短所
大手警備会社では求められるレベルも高くなるため、研修が厳しくなる傾向にあります。また、正社員のみの募集としているなど雇用形態が限られるケースも少なくないため、「柔軟にシフトを組みたい」「ダブルワークがしたい」という方にはおすすめしにくいかもしれません。
加えて、大手警備会社は給与が高く、同業種からの転職者も多くなりがちなので、内定倍率が高くなることが予想されます。
未経験から警備業へ転職する方には不利になることもあるでしょうし、従業員数が多く、キャリアアップの難易度も高めなので、ゼロからキャリアを積むなら中小警備会社がおすすめといえます。
中小警備会社
中小警備会社の長所と短所は、下記のとおりです。
長所
中小警備会社は、大手警備会社と比較すると従業員数が少ないため、その分キャリアアップのチャンスをつかみやすいでしょう。また雇用形態も幅広く、正社員やアルバイト、パートとしても働ける他、非正規雇用からスタートして将来的に正社員を目指すことも可能です。
会社によっては柔軟なシフト体制である可能性もあり、プライベートとの両立もしやすいため、例えば子育てをしている女性でも警備員としてのキャリアをスタートできます。
短所
中小警備会社は、大手よりも取り扱う警備業務の種類が少ない傾向にあります。施設警備や交通誘導・雑踏警備を主としている会社も多いため、運搬警備や身辺警備に就きたい方には不向きです。
警備のMTでは、店舗警備や駐車場警備、建設工事警備、住宅警備、高速道路警備など、さまざまな事業を展開しています。主な募集は施設警備と交通誘導・雑踏警備ですが、知識と経験、スキルを磨けば、適性を加味した上でさまざまな現場で業務に取り組めます。
未経験者も大歓迎！研修やサポートも充実しているため安心して働けます。個室寮を完備している他、日払い・週払いにも対応しているため、経済的な理由から仕事を探している方にもおすすめです。
ぜひ一度、警備のMTまでご連絡ください。
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警備会社に入社する方法は「新卒」or「中途」の2パターン
こちらでは、警備会社に入社する方法として新卒と中途の2パターンをご紹介します。
新卒で入社するケース
高校や専門学校、大学を卒業した後、新卒として警備会社に就職します。
同期がいるため、仲間やライバルとして切磋琢磨しながら知識や経験を磨くことが可能です。一緒に頑張る同期がいることで仕事に対するモチベーションが保ちやすく、成長の機会を得るための努力も楽しんでできるようになります。
なお、学校を卒業してから3年以内は第二新卒と呼ばれますが、新卒採用として扱われることがあります。
中途採用で入社するケース
別の会社から中途採用で入社するケースもあります。
先でも述べましたが、警備業界は慢性的な人手不足であり、常に求人が出されています。異業種からの転職でも採用の可能性は高いため、自分に適したタイミングで就職・転職活動を行うことが可能です。
警備業界経験者はもちろん、未経験者であっても、本人の資質やスキル、能力、実績などによっては幹部候補生として迎え入れてもらえる可能性もあるため、面接対策などの準備にも力を入れましょう。
警備員を目指す際の注意点
警備員への就職・転職を検討中の方は、下記の点に留意しましょう。
警備員としての適性の有無を調べる
就職・転職をする前に、警備員としての適性の有無を調べておくと安心です。
例えば「コミュニケーション能力が高い」「責任感が強い」「体力がある」という方は、警備員に向いていると判断できます。
警備員は人と関わる仕事なので、コミュニケーション能力があり、仕事を最後まで全うする責任感が重要です。
また、警備員は長時間立って仕事をすることが多いため、体力も必要不可欠です。武道の心得があると頼もしいと思われることもありますが、仕事を全うするのに必要な体力があれば武道の経験はとくに必要ないため、安心して面接を受けましょう。
優良企業かどうかを調べる
就職・転職したいと思う警備会社が優良企業かどうかを調べましょう。教育・研修期間は充分に確保されているか、福利厚生は充実しているか、資格取得などのサポート体制がきちんとしているかなど、警備員として働く上で重要になる部分は事前にチェックしておくことをおすすめします。
面接対策をきちんとする
警備員は人の安全を守る仕事なので、規律を重んじる傾向にあります。そのため、面接では身だしなみはもちろん、挨拶や敬語なども細かくチェックされることがあるため、しっかりと面接対策をしてから臨みましょう。
なお、面接時の服装はスーツがベストです。黒やネイビー、ダークグレーなどの落ち着きのある色のスーツを選ぶと好印象を与えられます。
志望動機を書く際の注意点
面接までに志望動機の完成度を高めることも大切です。面接では「どうして警備業界で働きたいのか」「この会社を選んだ理由は何か」という点を聞かれることが多いですが、ここをしっかり深掘りできていないと採用後にミスマッチが起こる可能性があります。
会社の取り扱う警備サービスとズレがないように注意しながら、「どのような警備員になりたいのか」「どんな現場で活躍したいのか」などの将来の具体的なビジョンを説明できれば、働く意欲を伝えられるはずです。
警備のMTでは、WEB面接にも対応しています。スマートフォンがあれば面接を受けられるので、面接に行く時間の確保が難しい方や、面接のための交通費を捻出できない方でも問題ありません。
また個室寮を完備しているので、遠方に住んでいる方でも採用後は現場に行きやすい場所へ引越しが可能です。就職・転職のために警備会社をお探しの方は、ぜひ一度警備のMTを検討してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
警備員の需要は高く、最新の警備サービスが登場するなど警備業界はますます広がりをみせているため、「警備員になりたいけど将来性が不安」という方も安心して就職・転職に臨んでみてください。
大手警備会社と中小警備会社のどちらを選ぶかは自由です。どちらも長所と短所があり人によって感じ方は異なるため、自分に合うのはどちらか、どこで成長したいか、警備員になった後の目的は何かなどをよく考え、自分に適した道を進んでくださいね。
警備のMTは、愛知県名古屋市を拠点に施設警備や交通誘導・雑踏警備などを行う警備会社です。愛知県や岐阜県、北海道に営業所があり、各拠点でさまざまな警備業務を請け負っています。
日程や働く時間などを柔軟に設定でき、未経験でも安心して働ける環境を整えている他、会社契約の寮を完備しているためすぐに腰を据えて働けます。
「警備会社で働きたい」「警備員の仕事に興味がある」という方は、ぜひ警備のMTへご連絡ください。
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