セキュリティ通信

“警備なでしこ”は増加傾向!女性警備員の仕事内容やメリット・デメリットを解説

女性警備員

警備員=男性というイメージを持っている方も多いでしょうが、近年では女性警備員の数が増えています。なぜ女性警備員が増えているのか、女性が警備員として働くメリットは何かなど、気になる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、女性警備員が増加している理由や、女性が警備員として働くメリット・デメリット、女性警備員の仕事内容、仕事を探す際のチェックポイントなどをご紹介します。警備業界に興味のある方は、ぜひご参考にしてください。

 

女性警備員は「増加傾向」にある!

縦長の立体的な棒

男性の仕事というイメージが根強い警備業界ですが、近年は女性警備員を求める現場も増えており、それに比例するように女性警備員の数も増えています。

 

女性警備員の数は“約4万人”

「令和5年における警備業の概況」によると、女性警備員の数は4万975人であり、全警備員数58万4,868名のうち7%を占める割合となっています。2011年の同調査における女性警備員の数は2万6,807人なので、12年で1万4,000人以上の女性警備員が誕生している計算になります。

全国警備業協会では、女性警備員の定着率や認知度向上のため、女性警備員の愛称として「警備なでしこ」を導入しました。警備なでしこの活躍により、今後も女性警備員の数は増えていくことが予想されています。

参照:警察庁「令和5年における警備業の概況

 

女性警備員の需要が高まっている理由

女性警備員の需要が高まっている理由として挙げられるのが、「きめ細かい対応力」と「女性専用スペースの見回り対応」です。

もちろん女性に限ったことではありませんが、女性警備員の中にはお客さま目線に立つ柔軟さを持ち合わせた方が多い印象です。
例えば、妊婦や子ども連れの方に配慮した対応ができるのも女性の強みといえます。妊娠中や子育て中の女性は精神的にデリケートです。いくら警備員でも「面識のない男性に声をかけられるのは怖い」という方も中にはいるでしょう。そんなとき女性警備員なら、お客さまの警戒を和らげ、困っていることやサポートしてほしいことを伺いやすくなるでしょう

また、女性用トイレや授乳室、更衣室、女性専用マンションなどといった女性専用スペースの見回りができるという点も女性警備員の需要が高まっている理由です。
「仕事でも男性警備員が入るのは嫌」と感じる方は多いでしょう。女性警備員がいることで安心感を与えることができ、施設に対しても「配慮してくれている」とプラスの感情を抱いてもらいやすくなるのです。

なお、「警備員は体力が必要なので女性にはきついのでは……」と思われがちですが、近年では座哨(ざしょう)の導入が積極的に行われているため、体力面に不安がある女性でも警備業に従事できるようになっています。

 

女性警備員のメリット

女性が警備員として働くメリットには、下記のものがあります。

 

採用されやすい

女性警備員は需要が高まっているため、採用されやすいというメリットがあります。警備会社によっては「即日採用」というところもあるため、すぐにでも働きたいという方にもおすすめです。

 

継続的に仕事がある

先でも述べましたが、女性警備員には女性専用スペースの巡回業務があるため、継続的に仕事があります。また女性警備員は威圧感を与えにくく、子どもや高齢者に安心感を与えられるため、施設警備だけではなくイベント警備などでも重宝されます。

 

シフト調整しやすい

警備業務はシフト制が基本なので、働きたい日を選びやすいという特徴があります。シフト調整がしやすいため家事や育児と両立しやすく、プライベートを重視した働き方を選ぶことも可能です。
警備会社によっては週1日から働けるところもあるため、子育てをしながら社会復帰を目指したいという方にもおすすめの仕事といえます。

 

直行直帰できる

警備員の仕事場はさまざまですが、施設警備では商業施設やマンションなどが主な勤務先になります。研修中は会社などに出社する必要がありますが、基本的には現場に直行直帰であり、希望すれば自宅から近い施設に配属されることもあります。

 

パートやアルバイトなど雇用形態を選べる

警備員の仕事では雇用形態を選べます。フルタイム勤務の正社員を希望することも可能ですし、パートやアルバイトで無理なく働くこともできます。配偶者の扶養に入っているためシフトを抑えたいというケースにも対応できるため、主婦にもおすすめの仕事です。

 

会社によっては昇給までの期間が短い

警備会社の中には昇給制度を設けているところも多く、毎年査定を行い、結果によってはすぐに昇給させるケースもあります。昇給までの期間が短いというのはモチベーション維持にもなり、頑張る意欲も高まります。仕事に対するやりがいも感じられるため、大きなメリットといえるでしょう。

 

警備のMTでは、未経験者でも安心して働ける体制を整えています。シフト調整がしやすく、シニアでも年齢を気にせずに働けるのもポイント!常に働ける現場があるので、長期的な仕事を探している方にもおすすめです。興味のある方は、下記よりチェックしてみてください。

警備のMTに関する詳しい情報はこちらから

 

女性警備員のデメリット

女性が警備員として働くメリットは多数ありますが、下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。

 

女性だからと侮られることがある

女性警備員に対して横柄な態度を取ったり、暴言を吐いたりする方もいます。毅然とした態度を崩さず、状況に応じてマニュアルに沿った対応を講じる必要がありますが、中にはつらい・怖いと感じるケースもあるでしょう。

 

男性警備員との距離感に悩むことがある

女性警備員の数が増えているとはいえ、まだまだ警備業界は男性社会です。同僚や先輩、上司が男性というケースは多く、それゆえに男性警備員との距離感に悩むことも珍しいことではありません。
もしも距離感に悩んだり、不快な思いをしたりしたときは、会社が設けている相談窓口や、信頼できる上司に相談することが大切です。

 

体力面や精神面で負担を感じやすい

女性警備員の場合、配属される現場によっては体力面や精神面で負担を感じることもあります。例えば、長時間立っていなければならない、着替える場所がない、トイレが近くにないなどという現場では、不安から大きなストレスを抱えることもあるでしょう。
体力をつけたり精神的なストレスを解消したりするためにも、日ごろから運動習慣を身につけることをおすすめします。

 

女性警備員の仕事内容

こちらでは、女性警備員の主な仕事内容についてご紹介します。

 

施設警備

まずは、商業施設などの警備・巡回を行う「施設警備(1号警備)」です。女性や子ども、高齢者に関しては女性警備員のほうが話しかけやすいと感じるケースも多いため、商業施設においてはお客さまの案内業務を担うことも少なくありません。女性用トイレや授乳室で何かしらのトラブルが発生したときに、女性警備員なら瞬時に立ち入れるというのも強みの一つでしょう。

 

交通誘導警備

「交通誘導警備」も女性警備員が活躍できる現場です。一般的に、工事現場に立つ警備員は男性が多いイメージですが、住宅街で実施される工事現場においては、住民へ安心感を与えるという理由から女性警備員を配置する会社も少なくありません

関連記事:
警備員の仕事内容とは?警備業務別のおもな職場とやりがいについても解説

 

女性警備員が仕事を探すときのチェックポイント

付箋とそれを持つ手元

女性警備員として働きたいと思ったときは、下記のことに注意しながら仕事を探しましょう。

 

福利厚生を確認する

社会保険や育児休暇手当、出産手当など、福利厚生が充実しているかどうかを確認しましょう。
福利厚生は従業員の満足度を把握するための指標になります。従業員を大切にしているかどうかを知るための一つのポイントにもなるため、求人情報や会社HPなどにきちんと目を通してから応募することをおすすめします。

 

待遇面について確認する

警備会社によって待遇面は異なります。交通費は支給されるのか、資格取得のサポートを受けられるのかなど、仕事のやりやすさやキャリアアップに必要になりそうな項目は、事前にチェックしておくことが大切です。

 

時短勤務可能か確認する

時短勤務が可能かどうかも確認しましょう。フルタイムで働ける人材を求めている、時短勤務でも定期的に働ける人材を求めているなど、警備会社によって求める人材はさまざまです。自分のライフスタイルを崩さずに働ける職場を探すためにも、勤務時間に関しては事前に確認しておくことが重要です。
なお、自分が求めるような働き方をしている女性警備員がいるのかどうかを聞くのもおすすめです。

 

現場に出られないときでも仕事があるか確認する

採用後、何かしらの理由からフルタイム勤務が難しくなるケースもあるでしょう。その際、すぐに離職しては警備会社に迷惑をかけてしまいかねません。
警備会社の中には、警備員として採用した従業員に事務や清掃を依頼するケースもあるため、そういった対応が可能かどうかも事前に確認しておくと安心です。

 

警備のMTでは、週1日から勤務が可能です。また交通費全額支給、日給保証などのメリットも多く、資格取得のサポートも受けられるため、未経験の方でも安心して警備員としてのキャリアをスタートできます。男女比は9:1と男性のほうが多いですが、女性の先輩もいるため、悩みを相談しながら成長できるはずです。警備業界に興味がある方は、ぜひ一度警備のMTまでご相談ください。

警備のMTに関する詳しい情報はこちらから

 

まとめ

女性警備員は増え続けており、今後需要の高まりとともにますます数を増やしていくことが予想されます。女性しか立ち入れない場所も施設内には多いため、女性警備員の重要性は高いといえます。採用される確率が高く、また継続して仕事があるという点は大きな魅力でしょう。
求職中の方、警備業界に興味のある方は、女性警備員という選択肢も視野に入れて仕事を探してみてはいかがでしょうか。

 

警備のMTは、愛知県名古屋市を拠点に施設警備や交通誘導・雑踏警備などを行う警備会社です。愛知県や岐阜県、北海道に営業所があり、各拠点でさまざまな警備業務を請け負っています。
日程や働く時間などを柔軟に設定でき、未経験でも安心して働ける環境を整えている他、会社契約の寮があるためすぐに腰を据えて働けます。
「警備会社で働きたい」「警備員の仕事に興味がある」という方は、ぜひ警備のMTへご連絡ください。

警備のMTについてはこちらから