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ガードマンとは?警備員と何が違う?仕事内容や配置が必須の場所について解説

広いスペースにいるスーツを着た男性

警備業界に興味がある方の中には、「ガードマン」と「警備員」の違いが何か気になる方もいるのではないでしょうか。どちらも“警備の専門家”ですが、ちょっとした違いがあります。

そこで今回は、ガードマンの概要と警備員との違い、仕事内容、ガードマンの配置が必要な場所などをご紹介します。警備業界に興味がある方や、就職・転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ガードマンとは?警備員との違いや仕事内容

まずは、ガードマンの概要や警備員との違い、仕事内容について解説します。

 

ガードマンは和製英語

ガードマンは和製英語であり、日本では警備員を指して使われる言葉です。そのため、ガードマンと警備員に大きな違いはないのですが、警備業界では「ガードマン=商業施設や民家を警備する警備員(施設警備)」と認識されています。警備員という大枠の中に警備業務の一つとしてガードマン(施設警備)がある、と考えると分かりやすいでしょう。

なお、英語の場合、警備員は「security guard」や「guard」と表されます。

 

ガードマンの仕事内容

ガードマンの仕事内容は施設警備が主ですが、広義では「ガードマン=警備員」となっているため、警備業務は幅広いと考えて良いでしょう。

警備業務は「施設警備(1号警備)」「交通誘導・雑踏警備(2号警備)」「輸送警備(3号警備)」「身辺警備(4号警備)」の4つに分類されており、それぞれの仕事内容は下記のとおりです。

施設警備(1号警備) オフィスビル、商業施設、病院、スーパー、マンションなどの施設で警備業務を行います。
交通誘導・雑踏警備(2号警備) 工事現場やイベント会場などで、交通誘導や交通規制などを行います。
輸送警備(3号警備) 現金や貴金属、美術品などの貴重品の他、核燃料などの危険物の輸送を行います。
身辺警備(4号警備) 政治家や芸能人、著名人の他、一般市民(子どもや女性)の警備なども行います。

 

なお、各警備の仕事内容の詳細は下記にも記載しています。ぜひ合わせてご確認ください。
警備員の種類は4つ!需要の高い警備業務の特徴や働きがいについて解説

 

警備のMTでは、ガードマンの他、交通誘導警備員の募集も行っています。未経験者歓迎の他、資格取得のサポートを受けられるため、新しく警備業界でキャリアを積みたいという方にもおすすめです。日払いにも対応しているので、すぐにお金が必要という方にもぴったりです。ぜひ、下記よりチェックしてみてください。

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施設警備

 

ガードマンの配置が必要な場所

ガードマン

ガードマンの配置が必要な場所は下記のとおりです。

 

大型商業施設

大型商業施設の巡回や見回り、監視カメラでの監視業務もガードマンの仕事に含まれます。施設の来場者の安全を守ることが第一なので、ときには迷子の案内をしたり、体調不良などで歩けなくなった人を保護したりすることもあります。

 

イベント会場や新規オープンする店舗

イベント会場や新規オープンする店舗には多くの人が集まるため、ガードマンを配置して人や車両の誘導などを行います。また、人が多いと揉めごとが起きるリスクが高くなるため、それらを抑止するためにもガードマンの存在は重要です。

 

施設の出入口

施設の出入口などで荷物検査を行うのもガードマンの仕事です。危険物の持ち込みはないか、不審な行動をする人はいないかなど、一般市民に危害を加える可能性があるものに目を光らせます。

 

工事現場や道路

工事現場や付近の道路では思わぬ事故が発生する可能性があるため、歩行者や近隣住民の安全を守るためにガードマンが配置されます。とくに、小さな子どもは予測不能な動きをすることがあるため、ガードマンの存在が重要です。

 

建物の解体工事にガードマンは必要?

基本的に、建物の解体工事にガードマンの配置は必要とされています

建物の解体工事を行う際、警察署に道路使用申請を行うのですが、この申請にガードマンの配置は含まれていません。
ガードマンを配置するように規定を設けているのは各自治体です。どのような規定になっているかは自治体によって異なりますが、建物の解体工事は周辺にも危険が及ぶ可能性があるため、市民の安全を守るためにガードマンの設置を義務づけている自治体は少なくないでしょう。

 

警備員やガードマンが求められる場所は多数あります。警備のMTでは高速道路警備業務を請け負っており、高速道路の工事やメンテナンスを行う際に交通規制や車両誘導などを行います。一般道路よりも車両の走行スピードが速く危険はありますが、その分やりがいも多い仕事です。興味のある方は、下記よりチェックしてみてください。

警備のMTの高速道路警備業務についてはこちらから

 

ガードマンの年収は高い?それとも安い?

札束

ガードマンとして働くにあたって、年収が気になるという方もいるのではないでしょうか。

令和5年賃金構造基本統計調査によると、ガードマン(警備員)の年収は376万1,000円ほどとなっています。これは施設警備だけの年収ではなく警備員全体の数字であり、正社員もアルバイトも含んでいるため、あくまでも目安として捉えてください。

また、正社員として採用された場合の平均年収は300万円ほど、アルバイトの場合は時給1,000円ほどとされています。

ただし、現場によっては危険が伴う警備もあるため、その際は別途手当がもらえます。加えて、警備業務に役立つ資格を取得すれば、年収アップが期待できます

なお、警備員の年収については下記の記事で詳しく解説しています。年齢別や男女別、経験年数別でもご紹介しているので、合わせて確認してください。
警備員の給料はいくら?年齢・経験年数別の年収と給料アップのノウハウを伝授

参照:e-Stat「令和5年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)

 

ガードマンの将来性は高い!努力次第でキャリアップも可能

ガードマンの仕事に興味がある方の中には、ガードマンひいては警備業界の将来性が気になるという方もいるでしょう。

結論から言うと、警備業界の将来性は高く、今後もガードマンの必要性は高まると予想されます。
施設警備や交通誘導・雑踏警備だけでなく、近年はホームセキュリティの重要性が広がっています。悪質な詐欺や事件に巻き込まれる一般市民は思った以上に多く、治安の面からもホームセキュリティを強化する方は増えているのです。

これらを踏まえると、警備業界の需要が減ることは考えにくいのですが、需要に反して警備業界の人手不足は深刻化しています。多くの人材を雇用するために警備会社がより良い条件を提示すると予想されますし、AI技術を取り入れてより効率的に業務を進めるためにITに知識が深い人材の確保にも乗り出すでしょう。つまり、警備業界は働き手が望まれる大規模な市場なので、働く方にとっては将来性が高いといえるのです。

さらに、ガードマンは努力次第でキャリアップが可能です。現場での実務はもちろん、資格取得により幅広い仕事を担当できれば、将来のキャリア形成に大いに役立つでしょう。

なお、警備業界の将来性について下記の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ目を通してみてください。
警備業界に将来性はある?警備需要の高まりと業界の抱える5つの課題とは

 

警備のMTでは、未経験から警備業界でのキャリアを築けます。警備員に役立つ資格取得サポートを受けられる他、ベテランのスタッフが指導につくため、未経験の方も安心して学べるでしょう。警備業界に興味がある方は、ぜひ一度警備のMTにご連絡ください。

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まとめ

ガードマンと警備員はほとんど同じ意味で使われていますが、警備業界では「ガードマン=施設警備」を指します。
施設警備は需要が高く、多くの都道府県で募集されています。ガードマンに興味がある方は、施設警備員を募集している求人を探してみてください。

 

警備のMTは、愛知県名古屋市を拠点に施設警備や交通誘導・雑踏警備などを行う警備会社です。愛知県や岐阜県、北海道に営業所があり、各拠点でさまざまな警備業務を請け負っています。
日程や働く時間などを柔軟に設定でき、未経験でも安心して働ける環境を整えている他、会社契約の寮を完備しているためすぐに腰を据えて働けます。
「警備会社で働きたい」「警備員の仕事に興味がある」という方は、ぜひ警備のMTへご連絡ください。

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施設警備